事例紹介
冬季雷による雷サージ実証実験
【自社実験】石川県後高山
工事の詳細
■高さ30m超の鉄塔を建設
鉄塔への設置機器リスト
・フランクリンロッド避雷針
・SPD
・UPS
・自動電源抜き差し装置
・雷カウンター
・ロゴスキーコイル
■鉄塔に雷を落とすことで、冬季雷のデータを取得・分析
・株式会社昭電、中部大学山本教授との共同実験
■自動電源抜き差し装置とは?
・雷サージ対策機器として、自社が開発した装置
・雷センサーにより雷雲を検知
・雷雲が発生すると自動でコンセントを抜く
・雷雲が去ると自動でコンセントを入れる
※中部大学高電圧実験室にて耐雷実験を実施済
■すべての雷サージ対策・トータルプロテクトの実現へ
・冬季雷の詳細なデータの取得
・冬季雷による雷サージ対策の実施状況/対策案の検討
→これらがこの実証実験で可能
避雷針工事による直撃雷保護と、雷サージ保護により雷のトータルプロテクトの実現を目指す
施工担当者からのコメント
石川県での雷サージ対策実験は、株式会社昭電と山本教授、そしてセイクンが一丸となって取り組んでいます。
冬季雷が多発する地域に設置した30メートル超の鉄塔を用いて、雷データをリアルタイムで取得・分析し、効果的な対策を実証しています。昭電が提供する技術力と山本教授の専門知識、セイクンの現場での実験運営や技術支援が結集され、プロジェクトは順調に進行しています。
セイクンは特に実験設備の管理やデータ収集に注力し、プロジェクトの成功に重要な役割を果たしています。この取り組みは、雷被害防止技術の革新に向けた重要なステップであり、今後の技術開発に大きな期待を寄せています。